巨人新ファーム球場「ジャイアンツタウンスタジアム」来年3・1開業 ヤクルトと記念試合 – スポーツ報知

読売新聞東京本社、読売巨人軍、よみうりランドの3社は30日、東京・稲城市のよみうりランド遊園地に隣接するエリアで開発中の「TOKYO GIANTS TOWN」(東京ジャイアンツタウン)の中核施設となる、新ファーム球場「ジャイアンツタウンスタジアム」が25年3月1日に開業すると発表した。開業記念試合として同1、2日にヤクルト戦を実施。同8、9日には阪神との「伝統の一戦」が行われる。

巨人の新ファーム本拠地となる「ジャイアンツタウンスタジアム」(略称・Gタウン)の開業日が、25年3月1日に決まった。昨年7月に着工し、現在は人工芝を張り終えた状態となっており、来年2月の竣工(しゅんこう)に向けて工事が進められている。

記念すべき開業を盛り上げるイベントの詳細も明らかになった。Gタウンと同じく、25年3月1日に兵庫・尼崎に新ファーム球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」がオープンする阪神と連携。伝統球団がそれぞれ、開業日当日と翌2日に両球場で若手選手中心の「新ファーム球場同時開業記念試合」を実施する。Gタウンでは、巨人対ヤクルトの「TOKYO UNITE対決」を開催。さらに、同8、9日には巨人対阪神の「伝統の一戦」が実現することも決まった。

Gタウンでは、来季のイースタン・リーグ公式戦を年間約60試合開催。そのほか、アマチュア野球や女子ソフトボール、スポーツやカルチャー教室、マルシェ、地域のお祭りなど野球以外のエンターテインメントでの幅広い活用を予定している。イベントが行われない日には近隣住人が公園のように散歩できるよう、球場を一周できるコンコースや内外野スタンドを一般開放。飲食店舗も営業し、年間通してにぎわいを創出する。

現在、2軍本拠地となっているG球場は、Gタウン完成後も継続して稼働し、3軍や巨人女子チームが使用する予定。よりいっそう充実するファーム施設で若手を鍛え、常勝チームを築いていく。

◆27年「Gタウン」グランドオープン 国内初の「水族館一体型球場」に

中核施設となる新ファーム球場の開業後、2027年度中に「東京ジャイアンツタウン」がグランドオープンする。目玉は国内初となる「水族館一体型球場」。多摩地区唯一の内陸型となる水族館は、地上3階、地下1階建てで、球場の左翼スタンド後方に水中回廊を備える。芝生の外野席からコンコースを通ってアクセスが可能となる。また、飲食施設は多摩丘陵からの眺望を生かした立地に、複数の店舗を展開予定だ。

〇…阪神は新ファーム球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」のオープニングゲームが3月1、2日の教育リーグ・広島戦に決定したことを発表した。平田2軍監督は「駅から近く、素晴らしい環境。ファンの方にも若い選手が1軍を目指してやっている姿を見て、応援してもらいたい」と期待した。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *