青酸化合物による連続変死事件、筧死刑囚が死亡…夫や元交際相手らに対する殺人罪で収容中

法務省は26日、京都、大阪、兵庫3府県で起きた青酸化合物による連続変死事件で、夫と元交際相手に対する殺人罪などで死刑が確定した 筧(かけひ) 千佐子死刑囚(78)が死亡したと発表した。収容中の確定死刑囚は106人になった。

筧千佐子死刑囚(2014年11月撮影)

発表によると、筧死刑囚は起床時間だった26日午前7時30分頃、収容先の大阪拘置所(大阪市)の単独室で意識を失って倒れているのが見つかり、同10時頃に搬送先の病院で死亡が確認された。巡回中の職員が同6時30分頃に確認した際は、座った状態で異変はなく、死因は不明という。

確定判決によると、筧死刑囚は2012~13年、夫の勇夫さん(当時75歳)と元交際相手の男性2人を青酸化合物で殺害するなどした。

筧死刑囚は21年7月に死刑が確定。弁護側は22年9月、元交際相手1人の事件について京都地裁に再審請求し、今年3月に棄却された。大阪高裁に即時抗告し、審理が続いていた。

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