中央大の本間 颯選手(2年)が1区からのトップを守り抜き、4区につなぎました。2位には創価大が浮上。連覇を目指す青山学院大が3位です。
3区は約9キロの緩やかな下り坂が続きます。11キロを過ぎると、正面に富士山、左側に相模湾を臨む箱根駅伝の中で一番の景勝地です。12キロをすぎて、中央大の本間 颯選手(2年)がトップを守り、2位には4位でたすきを受けた創価大のムチーニ選手(2年)が上がってきました。青山学院大の鶴川正也選手(4年)が3位で続いています。
中央大の溜池一太選手(3年)がトップを守って3区へつなぎました。2位は東京国際大で、エティーリ選手(2年)が14位から一気に順位をあげました。エティーリ選手は2区の区間新記録を達成しています。そして連覇をねらう青山学院大が3位に浮上しています。
▽1中央大 2:07:46▽2東京国際大 2:08:26▽3青山学院大 2:08:35▽4創価大 2:08:45▽5駒沢大 2:08:53▽6帝京大 2:09:07▽7中央学院大 2:09:17▽8国学院大 2:09:25▽9立教大 2:09:28▽10山梨学院大 2:09:43▽11早稲田大 2:09:44▽12城西大 2:09:46▽13日大 2:10:48▽14法政大 2:10:52▽15専修大 2:11:01▽16順天堂大 2:11:14▽17大東文化大 2:11:18▽18日体大 2:11:24▽19東洋大 2:11:42▽20神奈川大 2:12:20
▽参考:関東学生連合 2:11:54
▽1エティーリ(東京国際大) 1:05:31★区間新記録
▽2吉田響(創価大) 1:05:43★区間新記録
▽3黒田朝日(青山学院大) 1:05:44★区間新記録
◇これまでの区間記録:ヴィンセント(東京国際大)1時間5分49秒(R3年)
20キロを過ぎて、中央大の溜池一太選手(3年)が引き続きトップを守り、2位には東京国際大のエティーリ選手(2年)が続いています。3位には連覇をねらう青山学院大の黒田朝日選手(3年)が10位から、ぐんぐん順位をあげてきました。
2区は各校のエースが登場してきます。距離が長く、中盤の13キロからは「権太坂」、ラスト3キロには上り下りの繰り返しが待ち受けます。
11キロすぎ、中央大が依然としてトップ。2位争いは早稲田大の山口智規選手(3年)、駒沢大の篠原倖太朗選手(4年)に、14位でたすきを受けた東京国際大のエティーリ選手(2年)が浮上して競り合っています。
中央大の吉居 駿恭選手(3年)が最後まで独走で走りきりました。区間賞の走りでトップで2区へつなぎました。2位には2大会ぶりの総合優勝を目指す駒沢大が、さらに日体大や早稲田大がおよそ1分半の差で付けました。優勝争いの軸とみられる国学院大は6位、青山学院大が10位となっています。
▽1中央大 1:01:07▽2駒沢大 1:02:39▽3日体大 1:02:40▽4早稲田大 1:02:43▽5帝京大 1:02:45▽6国学院大 1:02:47▽7山梨学院大 1:02:48▽8大東文化大 1:02:49▽9城西大 1:02:51▽10青山学院大 1:02:51▽11東洋大 1:02:52▽12順天堂大 1:02:52▽13中央学院大 1:02:53▽14東京国際大 1:02:55▽15法政大 1:02:55▽16立教大 1:02:56▽17創価大 1:03:02▽18日大 1:03:17▽19専修大 1:03:32▽20神奈川大 1:03:51
▽参考:関東学生連合 1:02:56
中央大 吉居 駿恭選手
「気持ちよく走れた。ペースが遅くなりそうだったので前に出た方が良いと思った。スローペースになりたくなかったので前に出た。想定はしていなかったが、後ろが離れたので行くしかないと思った」
スタートから飛び出した中央大の吉居 駿恭選手(3年)が10キロを過ぎても独走を続けています。
第101回の箱根駅伝がスタートしました。東京 大手町を21チームのランナーが出発し、最初の鶴見中継所までの21.3キロを走ります。レースの流れを大きく左右する1区、どのチームが飛び出すのか、注目されます。勝負のポイントは、平坦で直線的なコースが長く続いたあとの17キロ過ぎの六郷橋です。
事前のエントリーから各チーム、メンバー変更してきました。優勝争いの軸となる青山学院大、駒沢大、国学院大はいずれも2人を変更しています。
(※印は当日の選手変更)
【青山学院大】▽1宇田川 瞬矢(3年)▽2黒田 朝日(3年)※▽3鶴川 正也(4年)▽4太田 蒼生(4年)※▽5若林 宏樹(4年)
【駒沢大】
▽1帰山 侑大(3年)▽2篠原 倖太朗(4年)▽3谷中 晴(1年)※▽4桑田 駿介(1年)▽5山川 拓馬(3年)※
【城西大】
▽1久保出 雄太(4年)▽2キムタイ(3年)▽3平林 樹(4年)※▽4林 晃耀(4年)▽5斎藤 将也(3年)※
【東洋大】
▽1小林 亮太(4年)※▽2緒方 澪那斗(3年)※▽3迎 暖人(1年)※▽4岸本 遼太郎(3年)▽5宮崎 優(1年)※
【国学院大】
▽1野中 恒亨(2年)※▽2平林 清澄(4年)▽3山本 歩夢(4年)▽4青木 瑠郁(3年)※▽5高山 豪起(3年)
【法政大】
▽1武田 和馬(4年)※▽2小泉 樹(4年)▽3矢原 倖瑛(3年)▽4花岡 慶次(3年)▽5野田 晶斗(2年)※
【早稲田大】
▽1間瀬田 純平(3年)▽2山口 智規(3年)▽3山口 竣平(1年)※▽4長屋 匡起(2年)▽5工藤 慎作(2年)
【創価大】
▽1齊藤 大空(2年)▽2吉田 響(4年)※▽3ムチーニ(2年)※▽4野沢 悠真(3年)▽5山口 翔輝(1年)※
【帝京大】
▽1島田 晃希(3年)▽2山中 博生(4年)▽3柴戸 遼太(3年)※▽4尾崎 仁哉(3年)▽5楠岡 由浩(2年)
【大東文化大】
▽1大濱 逞真(1年)※▽2棟方 一楽(2年)▽3入濱 輝大(3年)※▽4西代 雄豪(4年)※▽5中澤 真大(1年)
【立教大】
▽1吉屋 佑晟(3年)▽2馬場 賢人(3年)▽3稲塚 大祐(4年)▽4林 虎大朗(4年)▽5山本 羅生(4年)
【専修大】
▽1新井 友裕(3年)▽2マイナ(1年)▽3上山 詩樹(2年)※▽4手塚 太一(3年)※▽5田口 萩太(1年)※
【山梨学院大】
▽1平八重 充希(3年)▽2ムトゥク(3年)▽3村上 大樹(4年)※▽4和田 瑛登(2年)※▽5弓削 征慶(3年)
【日体大】
▽1平島 龍斗(3年)▽2山崎 丞(3年)▽3富永 椋太(4年)※▽4田島 駿介(3年)▽5浦上 和樹(3年)
【中央学院大】
▽1堀田 晟礼(4年)▽2吉田 礼志(4年)▽3市川 大世(2年)※▽4太田 翔(4年)※▽5柴田 大輝(4年)
【中央大】
▽1吉居 駿恭(3年)※▽2溜池 一太(3年)▽3本間 颯(2年)▽4白川 陽大(3年)▽5園木 大斗(4年)
【日大】
▽1安藤 風羽(4年)▽2キップケメイ(2年)▽3冨田 悠晟(3年)※▽4大仲 竜平(3年)※▽5鈴木孔士(3年)
【東京国際大】
▽1木村 海斗(4年)▽2エティーリ(2年)▽3佐藤 榛紀(4年)▽4大林 洸己(4年)▽5楠木 悠人(4年)
【神奈川大】
▽1大岩 蓮(2年)▽2宮本 陽叶(3年)▽3酒井 健成(3年)※▽4近藤 大智(2年)▽5三原 涼雅(2年)
【順天堂大】
▽1浅井 皓貴(4年)※▽2玉目 陸(1年)▽3海老澤 憲伸(4年)▽4堀越 翔人(4年)▽5川原 琉人(1年)
【関東学生連合】
▽1片川 祐大(亜大・4年)※▽2森川 蒼太(流経大・4年)▽3小山 洋生(筑波大・3年)▽4溝上 稜斗(明治大・4年)※
▽5佐藤 我駆人(駿河台大・1年)
▽1区(21.3km)大手町~鶴見レースの流れを大きく左右する重要な区間でもあるため、チーム屈指のスピードランナーが登場し、慎重な駆け引きが続く。勝負のポイントは、平坦で直線的なコースが長く続いたあとの17km過ぎの六郷橋。
◇区間記録:吉居大和(中央大)1時間0分40秒(R4年)
▽2区(23.1km)鶴見~戸塚
距離が長く、中盤の13kmからは「権太坂」、ラスト3kmには上り下りの繰り返しが待ち受け、体力、精神力、勝負勘、全てが求められる。各校のエースがそろい「花の2区」とも呼ばれる。攻略が難しいと言われていて、記録的な「ゴボウ抜き」が見られるのも、この区間。◇区間記録:ヴィンセント(東京国際大)1時間5分49秒(R3年)
▽3区(21.4km)戸塚~平塚
前半に約9kmの緩やかな下り坂が続く。街を抜けて11kmを過ぎ134号線に出ると、正面に富士山、左側に相模湾を臨む箱根駅伝の中で一番の景勝地へ。時として強い向かい風が選手の行く手を阻む。◇区間記録:ヴィンセント(東京国際大)59分25秒(R2年)
▽4区(20.9km)平塚~小田原
平地区間では一番短いが、往路の終盤に向けて重要な区間。5区に良い位置でつなぐために、集団から遅れていても1人でペースを刻むことが要求される。93回大会からコースの延長によって、最後の約3kmで緩やかな上りをむかえる。
◇区間記録:ヴィンセント(東京国際大)1時間0分0秒(R5年)
▽5区(20.8km)小田原~箱根・芦ノ湖駐車場入口
最高点の標高約874mまでを一気に駆け上る。20.8kmという距離だけではまったく予想のつかないコース。16.2kmの最高地点を過ぎると19km過ぎの箱根神社大鳥居まで、今度は一転して下り。ここでの走りの切り替えがゴールタイムを左右する大きなポイントに。
◇区間記録:山本唯翔(城西大)1時間9分14秒(R6年)
▽6区(20.8km)箱根・芦ノ湖駐車場入口~小田原最初の4kmを上ってから一気に下りに。カーブが急でスピードも速いため、コース取りが重要。足への負担も大きく、下りで飛ばしすぎると残り3kmが苦しく、ペース配分がカギとなる。朝の箱根山中は冷え込みが厳しく、思わぬ腹痛やけいれんに見舞われることも。
▽7区(21.3km)小田原~平塚
9キロ過ぎから小さなアップダウンが続き、ペースがつかみにくく走りにくいコース。山おろしの風で冷え込み、太陽が高くなるにつれて正面からの陽射しが強くなるため、気温の変化が一番大きく、油断すると思わぬ失速が。
▽8区(21.4km)平塚~戸塚
追い風が吹くと選手と追い風が同じスピードになって無風の中走ることとなり、体感温度がさらに上がって選手たちの体力を奪う。湘南新道に入ってからの、アップダウンを含む9kmにわたる上り坂が、上昇する気温とともにボディーブローのように選手を苦しめる。
▽9区(23.1km)戸塚~鶴見
優勝争い、シード権争いの大逆転の舞台となることもあり、鶴見中継所では幾多ものドラマが生まれる。各チームの最終目標に向けて攻めか抑えかの戦略が展開される。繰り上げスタート(1位から20分以上遅れた場合)を避けようとする選手の姿も見られる。
▽10区(23.0km)鶴見~大手町
大歓声の声援を受けながら、中央通り、日本橋を抜け、仲間が待つフィニッシュへ。「ここまで、みんなが頑張ってきたのだから」という気負いと気温の上昇により、思わぬアクシデント、逆転劇が起こることも多い最終区間。シード権をめぐる争いは年々激しさを増している。
101回目を迎える箱根駅伝にはオープン参加の関東学生連合を含む21チームが出場し、2日に往路、3日に復路が行われます。往路は東京・大手町から神奈川県箱根町までの5区間、107.5キロのコースで争われます。
国学院大は今季 大学駅伝で二冠
ことしの注目は今シーズン、出雲全日本大学選抜駅伝と全日本大学駅伝を制し、初の大学駅伝三冠をねらう国学院大です。前田康弘監督は総合優勝を目標に掲げたうえで「歴史を変える挑戦をする。復路が勝負だ。最近の大会は、往路に速い選手を集めてリードを奪い、そのまま逃げ切るチームが多いが、それを覆すレースをしたい」と話しています。
去年 総合優勝の青山学院大 原監督
これに対するのが2年連続の総合優勝を目指す青山学院大です。原晋監督は恒例となっている作戦名を『あいたいね大作戦』とし「大手町のフィニッシュでチーム全体で笑顔で会いたいし ファンの皆様と笑顔で喜び合いたい。優勝するといろいろな出会いがあり、スポーツ界や経済界など、思ってもみなかった方々と会える」と話しています。
さらに今シーズンの大学駅伝でともに国学院大に次ぐ2位に入った駒沢大は2大会ぶりの総合優勝を目指します。この3校を軸に優勝争いが展開される見通しです。
◆出雲全日本大学選抜駅伝(2024年10月)▽優勝.国学院大▽2位.駒沢大▽3位.青山学院大◆全日本大学駅伝(2024年11月)
▽優勝.国学院大▽2位.駒沢大▽3位.青山学院大
【シード校(前年 上位10校)】▽1青山学院大 ▽2駒沢大 ▽3城西大 ▽4東洋大 ▽5国学院大▽6法政大▽7早稲田大▽8創価大▽9帝京大▽10大東文化大
【予選会通過(10校)】
▽11立教大▽12専修大▽13山梨学院大▽14日体大▽15中央学院大▽16中央大▽17日大▽18東京国際大▽19神奈川大▽20順天堂大
【オープン参加】
▽21関東学生連合
▽2024年 青山学院大(青山学院大/青山学院大)
▽2023年 駒沢大(駒沢大/駒沢大)
▽2022年 青山学院大(青山学院大/青山学院大)
▽2021年 駒沢大(創価大/青山学院大)
▽2020年 青山学院大(青山学院大/東海大)
▽2019年 東海大(東洋大/青山学院大)
▽2018年 青山学院大(東洋大/青山学院大)
▽2017年 青山学院大(青山学院大/青山学院大)
▽2016年 青山学院大(青山学院大/青山学院大)
▽2015年 青山学院大(青山学院大/青山学院大)
▽2014年 東洋大(東洋大/東洋大)
▽2013年 日体大(日体大/駒沢大)